3月6日(水)久野振興会総務部では水・風、土砂、地震のもしもの災害に備えての防災講座 を開催しました。
参加者の皆さん
主催者の中西振興会長のあいさつ
講師の皆さん(写真右側より)
雲南市総務部 危機管理室の
GL 安部 昭彦
坂田 裕二
大東総合センター 自治振興課 庶務
GL 山﨑 敬子
講師を代表して安部GLの職員の紹介とあいさつ
地震対策
家族で話しましょう「防災家族会議」
①備え
仕事先、学校など家族がバラバラの場所にいて被災した時のためにも、一人一人に適
した備えが必要。
・緊急連絡先 ・安否の確認方法 ・家族が落ち合う場所
②自宅内の確認
家の中からの脱出ルート及び室内に危険個所がないか確認
家の中を点検してみましょう
①家具の転倒を防ぎましょう!
テレビ本体と台、タンスや棚、食器棚、
②照明器具をチェックしましょう! 吊り下げ式の場合はチェーンなどで止める
③窓の飛散防止 ガラス飛散防止フィルム
④火災をおこさないための対策 台所に消火器、カーテンの防炎等
3日間生きるための備え・・・・・・地震は季節を選ばない
災害発生から、3日間程度は公的な救援物資が届かないことも考えられます。
被災当日には、配給はないものと考えましょう。
水、ご飯、ビスケット、板チョコ、缶詰、衣類、小さな子供がいる家庭はミルク・紙おむつなど
簡易トイレ(アウトドアグッズ、凝固剤、消臭剤)、
非常持ち出し品の確認(防災ハンドブック)
地域防災の重要性
「阪神淡路大震災」
地震発生後各消防署に通報や駆け込みが殺到し要員や資材が追い付かず、倒壊した建
物、道路が寸断されて現場に急行できずさらに、火災現場では断水のため、消化のため
の水を確保できなかった。
救助された人の94,9%は、自力、家族又は近隣の人々により救助
救助隊の救助は、わずか1,7%であった。
大きな力を発揮したのは、近隣の人たち!
地震発生から3時間 地域で助け合うことの重要性
①非常持ち出し袋の準備
独自の防災資機材の準備
②避難ルートの安全確認
避難ルートは、複数あったほうがよい、危険な場所を予め知っておくことが重要です。
③災害時要援護者への支援
周りの人の助けが必要な人がいる。避難支援をどうするか、仕組みを作っておくことが
必要。
④情報の収集・発信
混乱しているとき、噂話に迷わされることなく、正確な情報の収集や発信が必要。
⑤人材の育成
専門的な技能を身に着けた人が地域にいると、救助活動はより効果的、人材の育成
地震発生から3日間 自分たちの地域は自分たちで守る
①非常時のための備蓄
最低3日間は自分たちで備蓄した水や食料、衣類で耐えしのぐ覚悟が必要。
また、地域全体で協力し助け合うことが大切。
②体験活動
災害をなくすことが出来なくても、準備しておいて被害を軽減することはできます。
・防災訓練 ・避難訓練 ・炊き出し訓練など
地域防災力向上を目指して
自助=住民個人、共助=地域コミュニティ、公助=行政
(70%) (20%) (10%)
地域の防災訓練などに参加し、地域の防災力を向上させてください。
・「自分の命は自分で守る」 ・「自分たちの地域を自分たちで守る」
防災情報の伝達
風水害の場合
避難準備(・避難準備の呼びかけ、・要援護者への早めの非難の呼びかけ)
↓ 非常持ち出し品の準備、避難所・避難経路の確認、防災・気象情報の収集
避難勧告(「災害の危険性が高まったので避難を勧めます」という呼びかけ
↓ 指定避難場所に速やかに避難、行くことに危険を伴うときは一時避難所へ
避難指示(「自宅から、避難所に避難しなさい」という指示
一刻も早く避難するか、避難する余裕のない場合には、生命を守る最大
限の行動
地震の場合
避難勧告
↓
難指避示
地域における防災体制
災害発生時には、市や関係機関は火災や道路の寸断・断水・停電など、様々な被害
が広い範囲で起きた場合は、迅速な対応が困難な場合も予想される。
このような時には、
地域ぐるみで協力し合い、助け合うことが大切になる。
自主防災組織を結成し、防災知識を身につけることやいざというときの役割分担を決
めるなどして、地域の防災力を高めよう。
自主防災組織の役割と活動
○避難経路の確認 ○心の支えあい、健康保持の協力
○危険個所の把握 ○給食・給水活動への協力
○災害時要援護者への日頃の支援 ○環境や衛生の保持への協力
○災害発生時の助力活動 ○情報収集・伝達の協力
○避難誘導
などの説明がありました。(一部分を紹介いたします)
防災ハンドブックやハザードマップ(災害避難地図)などを参
考に水・風、土砂、地震等の災害に備えましょう。