開会の挨拶で石原久野振興会副会長が、私たちが生きていく暮らしの中で、人と人との関わり
方について、地域の皆さんが人権意識を高めていく必要があると思います。
今回雲南市教育委員長の永瀬豊美さんに人権問題について、幅広く講演をして頂くことになっ
たとあいさつ。
石原振興会副会長
講師の雲南市教育委員長永瀬豊美氏
演題 「くらしと人権」について 雲南市人権センター指導講師 永瀬豊美氏
(雲南市教育委員会委員長)
今、「人権の時代」であるということ
「人権の時代」の特徴的な事柄として
人権教育及び人権啓発の推進
就職の機会均等を保証するための公正採用選考
人権尊重ということ
人権尊重の基本理念
差別的行為として考えられるもの
正しい差別はない
人権尊重は、日常の暮らしの中で人間としての在り方が問われる問題
新しい人権課題として、最近の諸問題
今、「人権のまちづくり」が提唱されている中で、地域における人権問題を考える
私たちは差別の歴史にどっぷりつかってきた
意識や考え方、表現のことば など
昔からの慣行や習慣と人権問題を考える
女性を軽視し、差別してきた日本の社会
男性中心の考え方と慣行
迷信や因習と人権
家柄、血筋、出自にこだわる意識と問題
社会的弱者や障がい者を見下ろし、軽視する意識の問題点
異質性を排除しようとする傾向性
人権の地域づくりのための一つの提案
人権の学びは「自分の人間学」である
差別の意識を考える
差別の意識をなくし「人権力」をつける営み
人を差別することは人の心に痛みを与えることである
差別は人間の内面にある人間としての至らなさ(無知、偏見、優越感など)
人権の学びは、自分の人間としてのあり方と考えることである
同和問題解決への展望をさぐる
同和問題の特質
日本の歴史の中で形成された日本独特の差別の問題である
基本的には本人の責任でないことで差別されるという理不尽な問題である
同和地区住民には何人にも保障されるべき市民的権利と自由が完全に
保障されていないという深刻にして重大な社会問題である
同和問題の解決は行政の責務であり、同時に国民的課題である
まだ多いマイナス意識
関係ないという無関心、 もう終わったのでは!という意識、 忌避意識
寝た子論と自然解消論、 三タ主義的感覚
差別の現実を知る